「文賢」は月額2,178円の文章支援ツールです。安くはない買い物。導入検討している方は周りの評価が気になりますよね。
そこでこの記事では、文賢導入を検討している方に向けて、文賢に対するみんなの口コミやレビューを集めました。
また、わたし自身もかれこれ2年ほど文賢ユーザーですので、実際に使って感じる正直な評価を記載しておきたいと思います。
導入検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!
みんなの文賢に対する評価
今回はX(旧:Twitter)をメインに、他SNSやレビューサイトなどから文賢に対する評価を調査しました。
- 良い評価をつけている口コミ
- 低い評価・イマイチな評価の口コミ
- 中立的な評価の口コミ
上記カテゴリに分けて、それぞれご紹介します。(※著作権もあるため、引用はXの埋め込みに限定させていただいています。)
良い評価をつけている口コミ
まずは文賢に対する「良い評価」からご紹介します。調査して感じましたが、全体的に良い評価のほうが多いようです。
自分にとって魅力に感じる口コミがあれば、導入検討の材料にしてもらえればと思います。
- 文末の連続使用チェック(「〜ます」や「〜です」)が便利
- 辞書登録機能でオリジナルの校正ルールを作れる点が良い
- 音声読み上げ機能が想像以上に便利
- 助詞の使い方など、文法の指摘が勉強になる
- 隣にプロの編集者がいるような安心感がある
低い評価・イマイチな評価の口コミ
買い物をするときは、良い評価だけでなく、イマイチと感じた方の評価も知っておきたいですよね。
ここでは、文賢に対して残念に感じられた投稿や口コミをいくつかご紹介します。
- 自分にとって有効な機能が少なかった
- 月額料金が高い
- 誤字脱字検出の見落としがある
中立的な評価の口コミ
さいごに文賢に対して中立的な口コミもご紹介します。
「良い点もあるけどイマイチな点もある」、そんな評価をピックアップしています。
- 校閲機能はWordのほうが優れているかも
- 表記ゆれチェックがないのは残念
- 機能は良さそうだけど導入費用1万円超えは高い
- 推敲機能のレベルは高い
- 仕事内容に編集や校正が含まれているなら導入オススメ
文賢の評価に対する所感
ここでは、口コミ調査をする中で目立った評価を抜粋し、わたしの所感も交えて解説します。
良い口コミとイマイチな口コミ、それぞれの理由を理解しておき、導入検討時の迷いを減らしておきましょう。
口コミ1:文末の連続使用チェックが便利
「です」「ます」などの語尾が連続で使われていると、読みにくい文章になってしまいますが、文賢の文末連続使用チェック機能はとても優秀です。
語尾の連続使用は、ツールを使わないと意外と気付きにくいポイントですので、わたしはこの機能に何度も助けられました。
なお、当サイトでも無料で使えるツールをいくつか公開しており、その中で語尾の連続使用がないか確認できるツールも提供しています。文賢導入前の方はぜひご活用ください。
口コミ2:音声読み上げ機能が便利
自分で書いた文章は、黙読するだけだと違和感に気づきにくいものです。音読することも効果的ですが、他人が読み上げる音を聞くことで、より精度高く文章チェックができます。
文賢にある文章読み上げ機能は、以下のポイントでとくに有効です。
- 誤字脱字に気づける
- リズムのおかしい部分に気づける
- 主語がわかりにくい文章に気づける
上の動画は音声読み上げしている様子です(音が出るので再生時はご注意ください)
使ったことのない方には、ぜひ試してもらいたい機能です。
口コミ3:表記ゆれチェック機能がない
同じ意味合いにもかかわらず、異なる表記になっている語句を「表記ゆれ」と呼びます。(WEB・Web・ウェブなど)
文賢に表記ゆれをチェックする機能がない点は、たしかにわたしも惜しい部分だなと感じています。AIを使って判定しているため、意味合いを感じ取る必要がある表記ゆれのチェックまでは難しいのでしょう。
表記ゆれは、あらかじめ表記ルールを設定したうえでチェックしたほうが確実です。当サイトには、表記ルールを自分で設定できる表記ゆれチェッカーを無料提供しています。
わたしも文賢とあわせて、自分のツールを活用しながら表記ゆれを確認しています。気になる方はぜひご活用ください。
口コミ4:誤字脱字の見落としがある
誤字脱字の検知が甘い点については、わたし自身も感じるところがあります。
そのため、誤字脱字の検出に関しては別のツールを活用したほうがよいでしょう。わたしのオススメは「Word」や「Googleドキュメント」です。
「Word」や「Googleドキュメント」の誤字脱字検出精度はかなり高く、類似の校正ツールと比較しても優秀です。
Wordは有料ですが、Googleドキュメントは誰でも無料で使えます。
例のように「食べ物」が「食べ者」となっている誤字について、文賢では検知できていないですがGoogleドキュメントでは検知できています。
まだ使ったことのない方はぜひ試してみてください。
→ Google Docs: オンライン ドキュメント エディタ
口コミ5:月額料金や導入費用が高い
文賢の月額費用は2,178円(税込み)、導入費用は11,880円(税込)と、たしかに安いツールとは言えないです。
仕事用のツールで、ほかにもサブスク契約している方からすると躊躇してしまう金額かもしれません。
ただわたしの場合、導入したことで執筆スピードは上がり、業務の対応可能本数が増えたことで、結果的に文賢の費用を支払ってもプラスマイナスで見ると収入は増えました。
なにより孤独な副業ライターとして活動していた中、自分の文章を客観的にチェックしてくれる相棒が現れたような安心感を得られたことは大きかったです。
文賢を2年間使ってきた個人的な評価
次に2年間文賢を使ってきた、わたし個人の評価もご紹介しておきます。
代表的な機能や価格について、わたしなりにレビューしますので、よければご参考にしていただければと思います。
ポイント1:校閲支援機能について
校閲とは、文章の内容に誤りがないか精査する作業で、ファクトチェックとも呼ばれます。
ファクトチェックとは言いつつも、実際の文章から意味を読み取ることまではできないため、情報の正誤確認は自身でおこなう必要があります。
文賢の校閲機能は、以下例のようにチェックされます。
※校閲支援機能を通した文と検知例
- 導入費用1万円超えは高い
-
→「超え」は誤変換しやすい言葉です。
「超え」「越え」を正しく使い分けているか、念のため確認しましょう。 - WEBサイト
-
→「WEB」は正式な表記ではない可能性があります。
「Web」ではありませんか。
例のように、誤りである「可能性」を推測し、こちらに提案してきてくれる機能です。
漢字や表記が少し違うだけで意味合いが変わってしまう言葉を気づかせてくれるため、わたしも重宝している機能です。
- 一般的にイメージする校閲はできない
- 誤りのある「可能性」を指摘してくれる
- 指摘内容の精度は高いため十分有効な機能と言える
ポイント2:推敲支援機能について
推敲とは、文章や構成を練り直して、読みやすいように体裁を整える作業のことです。
推敲支援機は、個人的にもっとも活用している機能で、わたしはこの機能のために文賢を使っていると言っても過言ではありません。
※推敲支援機能を通した文と検知例
- できないわけではない
-
→二重否定表現です。
肯定表現への言い換えを検討しましょう。 - 五感を使った表現をしてみましょう
-
→「を」で同じ助詞を連続で使用しています。
読みにくさがないか、念のため確認しましょう
推敲支援機能でもっとも便利なのが文法上の誤りを指摘してくれる点です。
現代文が得意な方であれば、自然とキレイな日本語が書けるのかもしれないですが、わたしは結構苦手分野だったりします。文法ルールに自信がない方は、文賢の推敲支援機能はかなり便利な機能と感じるでしょう。
- 文法上の誤りを指摘してくれる
- 一文の長さ・語尾の連続使用・半角/全角の記号など、読みやすくするためのアドバイスが便利
ポイント3:文章表現チェック機能について
文章表現チェック機能は、正しい文章に直すための機能というよりも、文章表現のブラッシュアップに使われる機能です。
文章表現チェック機能では、表現の言い換え候補をピックアップし、アシストしてくれます。たとえば「高い」という言葉を文章チェックすると、以下のアドバイスが表示されます。
読み手がその「高さ」をよりイメージしやすい表現はありませんか?
1.数字や倍率を使って具体的に表現してみましょう
例:2.7倍成長した/35%に縮小された/1日換算で120円2.特徴が似ているものに例えてみましょう
例:高級メロンのような/試合後のボクサーのような3.あなたの心身がどのように動いたかを表現してみましょう
例:笑顔を抑えきれない/胸に長年詰まっていたものが取れた4.読み手がイメージしやすいように、五感を使った表現をしてみましょう
文章表現|文賢
例:耳が喜んでいる/ソフトな手触り/鼻の奥にオアシスが広がる
ほかにも、「高水準の」「あらゆるものを凌駕する」「ハイレベルな」といったような、単語単位の言い換え表現も挙げてくれます。
文章自体に魅力が求められるエッセイなどでは、表現のバリエーションをつける補助として、かなり使える機能なのではないかと思います。
しかし、個人的にはあまりこの機能を使ってはいません。これはわたしがSEOライティングをメインに活動していることもあり、使いこなせていない、という表現のほうが正しいかもしれないです。
SEOライティングでは、表現方法のバリエーションを求められることはあまり無く、どちらかというと端的にわかりやすい表現を求められるため、文体もある程度偏った表現になりがちです。
- 人によってはまったく使わない方もいそう
- 「情報」ではなく「読み物」として価値を付与したい文章には使える
ポイント4:価格について
上でも少し触れていますが、私の場合、ツールを活用することで3割程度の作業時間が削減できるようになりました。
そのため、削減できる工数を考慮すると、文賢の費用を支払っても十分に元がとれると感じています。
文賢の価格シミュレーションは以下の記事でも解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
文賢をお試しで使ってみたい方は?
「無料体験版がないことが残念」という口コミもありましたが、実は文賢には、無料で試せるトライアル版が存在します。
文賢は定期的にオンライン説明会を実施しており、そちらの参加特典として、現在7日分の無料トライアル版を配布しているとのこと。※2023年7月、公式Xに確認
先に使い勝手を知っておきたいという方は、オンライン説明会の参加も検討してみるとよいでしょう。
よくある質問
導入時は文賢公式サイトでも評価を確認してみましょう
文賢公式サイトでは当記事で紹介した口コミ以外も紹介されています。導入を検討する場合は、公式サイトに掲載されている評価も参考にしておくとよいでしょう。
自分が欲しい機能は何か、その機能に対する評価はどうか?といった観点で検討すると、失敗するリスクも軽減できます。
ぜひ、参考にしてみてください!